クラスCC

タミヤCC02及びショートホイールベース規格のメーカーキットをベースとした車両によるクラス。

1/10規格ショートホイールベースのスケールクローラーで小径タイヤの装着が必要。

フレーム上に動力(モーター)がありトランスミッションから前後2本のプロペラシフトを介して車軸へ動力を伝達する構造である事。

クラスCCはコンペ初心者でも参加し易いカテゴリーを目的とした競技会の運営を目指します。

【対象メーカーキット】

TAMIYA:CC02、CC01

MST:CMX、CFX

twsモデル:CTS

RC4WD:TF2SWB

メーカーキット車両の定義:トランスミッションと前後アクスルがキット標準品をベースとしている事。

※メーカーキット対象外の場合は、車両規定の不可項目を満たしていれば車両ペナルティポイント加点での参加が可能です。

【車両規定】

・ホイールベース270mm以下(規定外はエントリー不可)

・タイヤサイズ100mm以下、メーカー公表値(規格外はエントリー不可)

・1/10スケール規格のRCカー用ボディの装着が必要(規格外はエントリー不可)

・ボディはボンネット/キャビン/リアベッド又はハッチバック/フェンダーパネル(サイドパネル)が必要です。トラックヘッド(キャブのみ)は背面をパネルで覆う必要があります。(ドアパネル、ボンネットの無いオープンホイールのバギー用ボディは対象外)

・2本のシャーシレールを使用しており、ホイールベースと同等以上のレール長が必要。

・フロントバンパーの装着が必要。バンパーはシャーシマウントとボディマウントどちらも可。

・スケールポイントの適用あり。

※不可項目以外での規定外車両は車両ペナルティポイント加点でのエントリーが可能です。

※タミヤCC01に限りレールシャーシ規格外ですが車両ペナルティ無しでエントリー可。

【スケールポイントと車両ペナルティポイントについて】

 クラスCCではリアルな外観を有する車両において、スケールポイントによるポイント優遇処置があります。また規定外の車両に対してはペナルティポイントが与えられます。

ポイントはコーススタート前に車両に対して与えられ、各コースごとにポイントが差し引かれます。

=スケールポイントの種類=

・ハードボディ:-10ポイント(プラボディのみ対称、ポリカ製ボディは対称外)

・内装あり: -4(シート、ダッシュボード、ハンドルが必要です)

・ドライバーフィギュア=フルサイズ:-4、ハーフサイズ:-2(腰から上部が必要です)

・ドライバーフィギュアは立体的な人型の模型である必要があります。フルサイズフィギアの身長は高さ140㎜以上とします(タミヤドライバー人形はハーフサイズ扱い、腰の無いタイプはスケールポイント扱いの-1ポイント)

・ドライバーフィギュアの搭載は内装の装備が条件で、最大2体までスケールポイントが適用されます。

・リーフスプリング=前後アクスル:-7/片側アクスルのみ:-3(外部ダンパーのアウタースプリングは無し、リーフスプリングで車両重量をサポートする必要があります。シリンダーインスプリングはOK)

・スケールアクセサリー=各-1ポイント(ルーフラック、ウインチ、エキパイ、シュノーケル、ジェリ缶、ライト類など、最大5アイテム-5点まで。ライトは点灯する事が条件で、フロント及びテールライトは左右で1カウント。フォグランプは1セットで1カウントです。その他アイテムも当日車検にてご相談ください)

=車両ペナルティポイントの種類=

・トランスミッションがキット標準外 +5ポイント

・前後アクスルがキット標準外 +5ポイント

・シャーシレール長ショート +5ポイント

・フロントバンパー無し +5ポイント

コース構成とコースポイント

【コース構成】

・コースはゴールゲートを含む5ゲートで構成されます。

・コース走行時間3分

・ゲートは左右2つのゲートマカーで構成されます。

・最低ゲート幅280mm

・各ゲートは1ゲートから5ゲートを順番に通過する必要があります。

・通過したゲートに対してプログレスポイントが与えられます。

・途中ゲートをパスして次ゲートへの侵入は+10ポイントのペナルティが与えられます。

・ゲートへの侵入方向は一方通行です、ゲートに記された矢印の方向に従って下さい。バック(リバース)でのゲート侵入は認められません。

・ゲートの通過方法は車両の全てのタイヤ(4本)が左右のゲートマーカー間をゲートの進行方向に対して完全に通過する必要があります。(ゲートに接触した場合はペナルティポイント+10)

・車両がゲートマーカーに接触した場合は1つのゲートに対してペナルティポイント(+10点)が与えられます。左右のゲートマーカーに接触した場合は+20点のペナルティとなります。(※運転者がゲートマーカーに接触した場合も同様のペナルティポイントが与えられます)

・一回接触したゲートマーカーは、二回目以降の接触ではペナルティポイントは与えられません。その為ゲートマーカーに接触しながらの通行が可能となります。

・車両が横転して自力でコース復帰できない場合は、すでに通過した1つ前のゲートに車両のリアアクスルを合わせて再スタートします(ペナルティポイント+10が与えられます)

・車両トラブルで自力でコース復帰できない場合は速やかに修理し、すでに通過した1つ前のゲートに車両のリアアクスルを合わせて再スタートします(ペナルティポイント+10が与えられます)

・車両への接触(ビークルタッチ)は運転者が故意に関わらず車両へ接触のあった場合にペナルティポイントが与えられます。(ペナルティポイント+10が与えられます)

【コースポイントの種類】(ペナルティポイントの加点方式で点数の少ない順に順位が決まります)

・プログレス:-2点(各ゲートを通過した時点で獲得)

・リバース:+1点(後進)

・ゲートマーカー:+10点(ゲートマーカーへの接触)

・横転リポジション、車両トラブル:+10点

・ビークルタッチ:+10点

・DNF/完走できない場合:+20点(タイムオーバー)

※スタートできない場合やコース途中で走行不能となった場合は失格となります。

【コースポイントの説明】

プログレス(-2点)

 コース走行中に車両がゲートクリアする毎に-2ポイントを獲得します。獲得したプログレスポイントはコース終了後にコースポイントから差し引かれます。ゲートペナルティの有無に関わらずゲートを通過した場合にポイントが与えられます。

リバース(+1点)

 後進した場合にペナルティポイントが与えられます。1回後進したら再前進するまでは何回でも後進可能です(車両が横転した状態でのリバース操作はカウントされません)

ゲートマーカー(+10点)

 ゲートは左右2つのゲートマーカーで構成されます。車両が1つのゲートマーカーに接触した場合にペナルティポイント+10点が与えられます。一度接触したゲートマーカーはペナルティポイントが無効となり、同じゲートマーカーに再接触しても加点されません。

横転リポジション(+10点)

 車両が横転しドライバーが車両に触れずに自力でコース走行できない場合に、車両を再配置することが出来ます。最後に通過したゲートまで車両を戻しリアアクスルをゲートに合わせて再スタートします。

車両トラブル(+10点)

 車両トラブルで自力でコース復帰できない場合は速やかに修理し、すでに通過した1つ前のゲートに車両のリアアクスルを合わせて再スタートします。

ビークルタッチ(+10点)

 車両への接触(ビークルタッチ)は運転者が故意に関わらず車両へ接触のあった場合にペナルティポイントが与えられます。

DNF/完走できない場合(+20点)Did not finish

 タイムオーバーによりコースを完走できない場合にポイント+20点が与えられます。